たけのこ日記

四国の出版社で働く、20代編集者の日常。

心を打つキャッチコピーとは。

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昨日はずっと寝かしていた、とある会社さんの求人原稿を書いていた。

B to Bの会社で業界もニッチ。

社長さんはじめ、皆さんすごく良い人だし、こんなご時世でも堅実に成長している。

でも昨年は結果につながらず…

今年こそは!と思いながら、その解決策が見えないままだった。

 

でも、改めていろんな会社の原稿を見ていて気付いたのは、いいなと思う原稿は「分かりやすい」ということと「ポジティブ」だということ。

例えば、非破壊検査なんて知ってる学生少ないだろうなあと思っても「健康診断でレントゲンを撮るように、建物も同じ原理で撮って点検してます」「私たちは建物のお医者さんなんです」っていうと俄然分かりやすくなる。

親近感が湧くし、興味を持つきっかけとなる。

それでいて、ちょっとユーモアもあれば「こういうのも許してくれるんだな」というのが分かって距離が縮んだ感じがする。

 

中学生でも分かるくらい、とは言うけれど、まさにそうだなあと思った。

 

そうして原稿を進めて、最後に残ったのが「キャッチコピー」だった。

デザインみたいにソフトを使うわけではないから、物理的には誰にでもできる仕事ではある。

でも、実際は誰にでもできない。

スンと通る気持ちの良いコピー、グッと心に刺さるコピーはそう簡単にはできない。

 

会社さんの事例を探していて「いいな」と思ったのがいくつかあったので備忘録として記録しておく。

・解のない世界で、新しい解を求め続ける。(旭化成

・求ム。鉄の開拓者。(キタガワ)

・ひとりの商人、無数の使命(伊藤忠

電通を、つかえ。(電通

・Fly for Challenge. 空は、可能性に満ちている。(日本航空

・かつては、銀行と呼ばれていた。(SMBC日本興亜

・日本中のポストを線でつなぐと、日本地図になる。(日本郵政

・一生を、照らす人。(九州電力

・とがった丸になれ、丸紅。(丸紅)

 

そこの会社でしか言えない。

ビジョンが滲み出ている。

まだまだ自分の能力不足だなあと思いながら、夜な夜な仕上げたのでした。

こういう、スカッとする仕事もしたいです。

 

写真は、先日知人と食べたランチのカレー。

その人は毎日食べられると言ってたけど、私いけるかな…

今日もよき日を!