たけのこ日記

四国の出版社で働く、20代編集者の日常。

日本酒特集が やってきた

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久しぶりの投稿。もう明日から3月…!

 

毎年、この時期になると組まれる『dancyu』の日本酒特集。

「美味しい日本酒」という存在を知り、作り手のこだわり・ロマン、古風なイメージとのギャップに惚れて、飲むことが多くなってからは、dancyuのこの特集だけは欠かさず買うようになった。

 

四国も地酒の数が多いから、どこか出てるかな〜と思いながら毎度見るけれど、全然出てなくて、全国の蔵元のレベルの高さを知る。

四国の中だけで見ると、どこもこだわっているなと思うんだけど、上には上がいるなあ。

毎年、そのレベルも高くなっている印象があって、今年の号はついに酒蔵で作る米の特集まで組まれて、また1つ上のレベルがきたなと思った。

前からこだわっている蔵元はあったけど、土や品種のことなど、ワインの「テロワール」のような観点が雑誌のコーナーとして組まれているの所から、また時代が進んだ気がする。

 

仕事柄、読者として読みながらも、編集者としても読んでしまうのだけれど、その編集力にも頭が下がる思いである。

毎号、編集メンバー一緒なの?日本酒担当とかいないの?と思うほどの情報力と熱量には「かーっ!」と唸らざるを得ない。

いやはや、本当にすごいなあ。

 

そして、ここまでしっかり雑誌を読むのも久しぶりだったのですごく楽しかった。

読み終わるのが惜しい、みたいな、そんな雑誌があるのはこちらもやる気にさせられる。

すごく良かった。

「ここまでやったったで!」みたいなのが、嫌らしくなく、でも随所のこだわりから、突っ走ってしまいちゃいました!的なところが垣間見えてしまってるのは、ついクスッと笑ってしまう(いい意味で)。

 

ここまで突っ走れるようになりたい。

こんな本を作りたいです。